リーバイス503の特徴

キングオブジーンズから生まれた、リーバイスの新旗手

 

リーバイスの歴史はジーンズの歴史といっても過言ではありません。リーバイスが歩んできた150年以上におよぶ長い歴史が、現在50億本ともいわれるジーンズを世界に供給してきたのです。

 

ドイツ生まれのリーバイ・ストラウスがサンフランシスコで始めた雑貨店から発展したリーバイス。彼は1873年からデニム素材のパンツをつくりはじめ、これが今日のジーンズのプロトタイプになるのです。

 

1905年にはバックポケットを2つつけて“5ポケッツ”スタイルのデニムパンツを発表し、現在キングオブジーンズと呼ばれていまなお愛される501が誕生。今日では多種多様なデザインのジーンズがリリースされていますが、いずれもジーンズのスタンダードとなっている補強用リベット、パッチラベル、ビスネーム、バックポケットディテールなどをはじめ、デザインや仕様、デニム素材にいたるまですべてが原点となった501にもとづくものなのです。

 

少しルーズなストレートジーンズ、503の原型は、1930年に発売されたボーイズモデル503XX。当時はゴールドラッシュに湧くアメリカ西海岸の金鉱夫やカウボーイたちに愛用されたといいます。その後、ジーンズはアメリカ市民のなかで“ファッション権”をもちだして、1951年にマーロン・ブランドが映画『乱暴者』で501を着用したことから、リーバイジーンのファッション性は決定的なものとなったのです。